サツマイモは便秘の改善や美容効果も高い

これから収穫シーズンを迎えるサツマイモ。近年は、糖度が高くて甘い安納芋や紅あずま、シルクスイートなど、人気の品種も一般的に市場にも出回るようになりました。

 

ご自宅で上手に焼き芋を作ることができれば、まるで、手間暇かけて仕上げたスイートポテトが目の前にあるのと同じくらい、焼き芋だけで満足度・幸福度があるというものです。より手軽に焼き芋を作ろうと考えた時に、電子レンジで加熱してしまう方法を思い浮かべるかもしれませんが、蒸したり焼いたりしたものに比べて、甘味が薄く感じられるでしょう。これは、サツマイモに含まれるアミラーゼという酵素による作用が影響しています。

 

でんぷんを分解して麦芽糖にするアミラーゼは、50℃?60℃以下の加熱が長く続くほど、酵素作用が進んで甘味を増していきます。電子レンジでの加熱では、急激に内部から高温の熱を加えていくため、アミラーゼの作用する定温での加熱時間が極めて短いのです。そのため、本来サツマイモが持っている甘味を十分に引き出すことができなくなる、ということなのです。一方、オーブンで焼いたり蒸篭で蒸すという方法で加熱していくことは、ゆっくり時間をかけて温度を上げていくので、サツマイモに含まれるアミラーゼが長く作用し、甘味を引き出してくれます。

 

蒸しものの場合、水の沸点は100℃なので蒸気の温度もそれ以上にはならず、容器内の温度にムラが出ないこともないので、水蒸気が材料のすみずみまでいきわたり、安定した加熱ができます。また、ご自宅ではなかなか難しい方法ではありますが、お店で売られている石焼き芋や壺焼き芋なども同様に、じっくりと熱を加えていき、甘味と水分を逃すことなく、甘くてホクホクしたあの美味しさや食感に仕上がっているのです。

 

サツマイモには、食物繊維をはじめ、ビタミンCやカルシウムなどの栄養素も多く含まれており、便秘の改善や美容効果も高いとされています。これからの季節、小腹が空いた時には、栄養価の高いサツマイモを使った焼き芋や蒸し芋をおやつ代わりにしてみてはいかがでしょうか。